2005年 8月 31日
■Massive Enumeration Toolset
Google APIを使って、python経由でコマンドラインからのさまざまな検索が出来るように作られたスクリプト。
使いこなせば、いろいろなものを自動で収集したりとか出来そうだ。
■ブラックリスト方式よりもホワイトリスト方式というのは難しい?
たとえば、以下のような記事を見てもわかるとおり、最近では世の中に流通するMalwareというのは、ものすごい勢いで増えているようですね。
その結果,同社のウイルス対策ソフトで検出できたものが2万8309件(767種類),検出できなかったもの,つまり未知のボットは3537件で2938種類だった。収集した3705種類のうち,実に2938種類が未知のボット(その時点の対策ソフトでは検出できなかったボット)だった。
もうずいぶん以前からブラックリスト方式のシグネチャは限界が来ているのはわかっていて、ウイルス対策ソフトは何らかの形でヒューリスティック方式を取り入れたりしているわけですが、それでも追いつかなくなってきてると。
こうなってくるとわりと単純な発想では、「ひょっとするとMalware以外の善良なソフトウェアを分析・分類してホワイトリストシグネチャを作る、あるいはデジタル署名を提供するようにしたほうが、よっぽど効果があるのではないか」と思ったりするんですが。しかしホワイトリスト方式のソフトウェアDBを提供してくれるようなところって、話を聞きませんねぇ。やっぱりそう簡単ではないということなんでしょうかね。
Malwareをよいものと誤認定してしまったときのリスクというのが大きいのかな。
■InternetWatch: 「怪しいファイル募集」トレンドマイクロがウイルス届出窓口を一般公開
- Trendmicro: ウイルスハンタープロジェクト
今までやってなかったのが不思議ではありますが。って、これCD-R/フロッピーの郵送でしか受け付けてくれないのか。。。
オンラインでの届出を受け付けないのは、ウイルス作者自身が偽の届出を危惧しているからなのかな?しかし、他社ではオンラインで検体の届出を受け付けてくれるところもあるしなー。
2005年 8月 30日
■CNET: IEにまたパッチ未公開の脆弱性--セキュリティ研究者が警告
最近はこの手の情報が出回るのって、早くなったもんですよねぇ。手元のフィードのタイムスタンプだと、サイトにのるのが一番早かったのはSecurityTrackerかなぁ。
- --- コメント 2件 [ 全文表示 ] ---
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■CNET: メール送信者に評価を与えるウェブサイトが登場
TrustedSourceってのはこれかなぁ。
CipherTrustといえば、こんなのもありましたね。
どれもIronMailのデータを使ってるっぽいので、世界地図はいまいち実情を反映してないような気もしますが。
■@IT: メールアドレスを漏えいから守る方法
最後のメールアドレスを集めないってのは、でも日常的にメール使っている中では考えてみると結構大変。集めたくなくても勝手に集まってしまうし、最近の環境は便利すぎて、意図的に整理しなくても個人情報が容易に検索できる環境が勝手に整ってしまう。
記事の場合は、メルマガ用途とかでとりあえず入力させてみるとかそういうことを想定しているんだろうけど。まずは扱わざるを得ないことを前提に、いかに安全に取り扱うかを考えておくほうが優先かなぁ。
2005年 8月 29日
■IPA: 海外情報セキュリティ関連文書の翻訳・調査研究(NIST文書など)
from 葉っぱ日記
SP800シリーズの翻訳文書が8つほど公開されています。今後も続々リリース予定があるようですね。
管理系の文書中心なので、システム計画・管理に関わっているのであれば、読んでおいて損はないはず。
2005年 8月 27日
■SecurityTracker: HP OpenView Network Node Manager Input Validation Hole in 'connectedNodes.ovpl' Lets Remote Users Execute Arbitrary Commands
OpenView NNMのWebインターフェースに脆弱性。
Webインターフェースにアクセス可能なユーザが、NNMの動作しているマシンにノード指定などの引数を経由して任意のコマンドを送り込み、実行させられるとのこと。
なんかコレみると非常に単純なシェルコマンドインジェクションなような。。。
発見者は、6.41 と 7.5で確認しているらしいけれども、それ以外については触れられていない。対策についても今のところ触れられていない。ベンダーには通報してないんだろうな。
信頼できないネットワーク/ユーザからのNNMへの接続を適切に制限していれば、影響は緩和できるだろうけど。
8/30追記:
HPのアドバイザリで出てるみたいです。
ユーザ登録が必要だけど。
■[Full-disclosure] Multi-Languages OPcodes DB
最近はFindJmp2とかいう便利なものがあるらしぃので、多言語対応Exploitの作成も容易になってるんですかねー。
■Zotob/Mytobウイルスの製作者逮捕されたらしぃです。
- Washingtonpost Security Fix: Suspected Zotob Worm Authors Arrested
モロッコとトルコ、それぞれ18と21ですか。
銀行カード偽造詐欺に使うために、感染PCから情報を盗んでいたのだとか。
8/29追記:
FBI発表とMSのプレスリリースも出ているようです(from セキュリティホールmemo)。
- FBI: FBI ANNOUNCES TWO ARRESTS IN MYTOB AND ZOTOB COMPUTER WORM INVESTIGATION
- MS: Microsoft Commends Turkish and Moroccan Authorities and the FBI on the Arrest of the Alleged Authors of the Recent Zotob and Mytob Worms
日本語メディアからもいろいろ記事が出ているようですね。
- InternetWatch: 「Zotob」作成の容疑者が発生からわずか2週間足らずで逮捕に
8/30追記:
- ITmedia: Zotob発生――そのとき、Microsoftの緊急対策室は
2005年 8月 26日
■SecurityTracker: pam_ldap Password Policy Control Error Lets Remote Users Bypass Authentication
pam_ldapのパスワードポリシー制御処理部分に欠陥があるために、リモートユーザがpam_ldapを使用しているシステムにアクセスできてしまう。
PasswordPolicyResponseValueからのオプションのエラー値を省略するLDAPサーバに対して認証を試みると、与えられた資格情報とは無関係に認証されてしまうとのこと。
影響を受けるバージョンはpam_ldap-169~179。180でこの問題が修正されている。
PasswordPolicyResponseValueというのは、このあたりのRFC Draftに書いてあるもののことのようです。
関連:
2005年 8月 25日
■Secunia: Windows Registry Editor Utility String Concealment Weakness
Windows 2000/XP/Server 2003に付属のregedit(レジストリエディタ)では長い文字列を値の名前にした場合の処理に不備があるため、存在する値が不可視となるという問題があるとのこと。
これを悪用すると、regeditでは参照できない値が作成できるため、プログラム自動実行用のレジストリキーに見えないプログラムエントリを作成できてしまう。これはキーロガーなどの悪質なソフトウェアの隠蔽などに使用される恐れがある。
regedit固有の問題であるため、regコマンドやその他のレジストリユーティリティを使用すればよい。
ちなみに手元で試したところ2000ではregedt32は古いレジストリエディタとなっているため、regeditで不可視となった値でも正常に参照・削除を行えた。2000より新しいOSの場合はregeditとregedt32は同じものになっているのでregコマンドなどを使う必要がある。
8/27追記:
8/25のHandler's Diaryが26日に更新されていて、値の名前が長い場合に影響を受けるソフトウェアの一覧が掲載されていますが、それによると、
- AdAware
- Autoruns 8.13
- MS AntiSpyware Beta
- HijackThis v1.97.0.7
- HiJackThis v1.99.0
- HiJackThis v1.99.1* (Generate StartupListLog)
- Msconfig (WinXP)
- Norton SystemWorks 2003 Pro
- RegAlyzer 1.1
- RegEdit
- reg.exe (under some circumstances)
- Registry Explorer 3.0.0.276
- Spybot S&D
- WinDoctor v. 7.00.22
って、regeditだけじゃなくて結構いろんなものがボロボロみたいですね。reg.exeも特定の状況下ではだめな場合もあるとか。。。
ひょっとしてレジストリアクセス用のAPIの問題なのかしらん?セットされた値の確認はできないものの、Spybot S&Dのように値の書き込みの監視機能で検出できる場合もあるとか。
ISCでは、LVNSearchという、レジストリを再帰的に検索して254文字を超える値の名前の有無をチェックしてくれるツールを提供していますね。
■Proactive Honeypots
以前こちらに書いたHoneymonkeyのような、脆弱クライアントを使って悪意あるサイトを探索するクライアントサイドのハニーポットについて紹介された記事を見つけたのでメモ。
- WindowsITPro: Proactive Honeypots
- WindowsITPro: Proactive Honeypots, Part 2
Honeymonkey以外に以下のような試みがあるようですね。
HoneyclientはPerlで書かれている短いプログラムなので、何をしようとしているのかを今から勉強するにはちょうどよいかも。




